ハカセのあやしい研究ノート

いつかはかせになるひとへ

修士1年目から給付型奨学金をもらった件(リーディング大学院って何ですか?)

こんばんは、森野キートスです。

いま外で鈴虫が鳴いてます。秋ですね。

涼しい秋の夜長、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

僕はさっきまで靴を磨いてまして、防水スプレーをかけたら少し吸ってしまってちょっと気持ちが悪いです、あぁ脳が震える。

本日のテーマは奨学金ということで、また昔の思い出を書いていこうと思います。

大学院進学を考えられている方やそのご家族、また今大学院生の方や教員の方々のご参考になれば、望外の幸せです。

では今日もよろしくお願いします。

 

 

「大学院に行きたい、でもお金がない」

というのはよくある切実な状況だと思います。

 

実際、僕もそうでした。

僕が大学4年生になって、研究室に配属された頃の話です。

 

僕が入ったラボは理系だったのですが、いつ研究室に来ようが自由、研究テーマも自由という、今考えるとファンキーなラボでした。

それまで講義なんてさぼりまくってた僕でしたが(おい)、そこで研究にハマり、毎日深夜まで研究室にいる生活になりました。楽しかった。

大学卒業してどうするかって話を友達としたときも、「就活?いやめんどいでしょ。とりあえず院行くわ」みたいに答えてました。

お金のこととなると「まぁとりあえずバイトして、TAとかできるみたいだし、奨学金借りればなんとかなるでしょ」的な感じでした。いまふりかえるとゾッとする。

 

いろいろあって、別の大学の院に入って、ほんとにそんな感じで生活してました。

 

(まず同じ大学の院に入った後、すぐ東大の院に移りました。その話はよかったら下の記事をご覧ください) 

www.ki1tos.com

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東京に移って、生活にもなれ始めたある日のことです。

 

ーーー 回想シーン始まり ーーー

 

大学事務からそのメールが来たのは、大学院に入って1年目のことだった。

 

〈リーディング大学院コース学生募集説明会の開催について〉

という件名のメールだった。

 

「リーディング大学院?なんか新しい講義のコースか?」

ぼくはいつもの事務からのメール同様、あまり興味ももたずに内容に軽く目を通した。

そこには一見、ぼくら大学院生にとっていいことが書かれていたように思えた。

「ん?(二度見)」

もう一度、今度は最初からちゃんと読んだ。

「えっ、めっちゃいいやん、これ」

そこには、このコースに採用されると修士課程から生活費の給付を得られると書いてあった。

「返さなくていいんだ」

コースの説明会を開くということだったので、後日キートスはその説明会に出向いて行った。

 

ーーー 回想シーン終わり ーーー

回想シーンやってみたかった

 

説明会の内容まとめると以下のような感じでした。

ついでにコース修了者としてのコメントも付け加えておきます。

 

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博士課程教育リーディングプログラム|日本学術振興会

 

1. 給付金はいくらもらえるの?

  • 月に20万円。これは僕の場合。リーディング大学院の種類によって異なるそう。
  • 給付される期間は採用時から博士課程3年修了時までで、だいたい修士1年の10月から、博士3年の3月までの4年半。
  • ただし、博士課程も継続して給付を受けるためには、修士修了時の面接試験に合格しないといけない。まぁだいたい受かりますよ。だいたい。


2. コース生の義務はあるの?

  • コース指定講義の単位をとること。修士のときに半期1〜2コマくらい余分に講義受けることになります。
  • 3ヶ月に一度、研究進捗を報告すること。ラボの指導教員とは別に指定された教授にアポとって報告しに行かないといけない。どの先生に当たるかがとても重要。
  • 短期海外留学、あるいは企業や他大学研究室にインターンシップなどへ少なくとも一度は行くこと。なんと経費は全部支給してくださる。神。


3. コース生になるにはどうしたらいいの?

  • まずは書類審査。研究計画書、研究実績、指導教員の推薦書を出す。修士1年だからみんな業績はほぼゼロ。実質研究計画の勝負になる。ここがポイント。
  • 二次審査は研究計画についての面接。パワポで質疑応答含めて一人15分くらいでした。


まとめると、研究計画をうまく書いてこのコースに選抜されれば、修士1年から月20万の収入が得られるということでした。

 

大学院生の給付型奨学金だと、学振(がくしん:日本学術振興会特別研究員制度)が有名ですけど、これの給付期間は博士課程の三年間なので、それを上回る金額がこのコースだと給付されます。

  

日本の大学院制度は何かと叩かれることが多い今日この頃ですが、この制度のおかげで僕は博士になれました。

他にも良い仕組みはたくさんあるので、この国の大学院制度の素晴らしい面にももっとスポットが当たればいいなと思っています。

 

 

この回はここまでにします。続きはまた別の記事で。

今日も読んでくれてありがとう。

 

以上、モイモイ!

 

(続きはこちら)

 

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