論文を書くときに役立つサイト・文献まとめ

「論文を書くことは技術である。技術を習得するのに才能は要らない。理にかなったことを地道にトレーニングすれば、技術は確実に向上する」*参考『論文の書き方』石黒圭 私はこのことを学生の時に教わりました。 そして今日まで書いてきた論文のいくつかは、…

議論がつらい時は相手をネコだと思おう

正直この秘技を皆さんに明かすべきかどうか、3日3晩悩みました。 もしこの技を全ての学生が使えるようになってしまったら、研究室における勢力図は一気に書き換わってしまうだろうからです。 これまで大学の教員たちは、権力や研究費、単位や怖そうな見た…

若手研究者がレビューを書くと良いことまとめ

4コマには先生に無茶ぶりされた時の話を書きましたが、その後もっと落ち着いて、3ヶ月くらいかけてレビュー(総説)を一本書く機会がありました。 書いてみると良いことがたくさんあったので、よかったらついでに聞いてください(4000字)。 レビューを書…

大学の研究室に初めて入った日の話

「来月からお世話になります!よろしくお願いします!」と、彼は僕に頭を下げた。 4月から新しくうちの研究室に入ってくる、修士1年生の男の子。 「こちらこそ、よろしくお願いします」と言いながら、僕は彼のキラキラした目を見ていた。 きちんと整えられ…

論文を出すにはどうしたらいいのか

この4コマに、 「どうしても発表論文数を増やしたかったときの話」 とタイトルをつけてツイッターに投稿したら、 「まずどうして論文を増やしたいと思ったのかわからない」 とコメントをくれた人がいた。 おかげで思い出したことを書きます。 どうしてもす…

論文の数や雑誌を言わなくたっていつか伝わること

そのスライドが映された時、会場から拍手が起こった。 僕の隣にいた先生が、すばらしい、とつぶやいた。 とても綺麗なデータだと、僕は思った。 だけどそんなにすごいものだろうかと、不思議にも思った。 *** 僕が大学4年生だった時、学内で開催されたシ…

学生と先生のあいだ

僕が最後に学生だったときからもうずいぶん時間はたっていて、だけど先生になるのはまだ先のような気がする。 そんな学生でも先生でもないからわかることもあると、思うことがある。 講義とか学生の指導や研究室運営のもろもろを義務としてやるようになると…