いつかポスター発表をする人に伝えたいこと

初めてポスター発表をする。 そんな日が来る。 研究室に入りしばらくして、研究成果がまとまってきた頃。 研究の楽しさが少しわかってきた、そんな時期。 「学会」、あるいは「研究会」に参加することになる。 初めて参加する人間にとって、それらは憧れとあ…

「研究では食べていけない」をトレーラー運転手になった飛び級入学者の記事で考える

佐藤和俊さん(39)の新聞記事を読んだ。 今から22年前、佐藤さんは飛び入学制度の日本初の合格者になった。 千葉大学が、高い専門能力を持つ「とんがった高校生」のために作った制度だった。 佐藤さんは<物理のスペシャリスト>として、当時17歳で大学生に…

論文を書くときに役立つサイト・文献まとめ

「論文を書くことは技術である。技術を習得するのに才能は要らない。理にかなったことを地道にトレーニングすれば、技術は確実に向上する」*参考『論文の書き方』石黒圭 私はこのことを学生の時に教わりました。 そして今日まで書いてきた論文のいくつかは、…

議論がつらい時は相手をネコだと思おう

正直この秘技を皆さんに明かすべきかどうか、3日3晩悩みました。 もしこの技を全ての学生が使えるようになってしまったら、研究室における勢力図は一気に書き換わってしまうだろうからです。 これまで大学の教員たちは、権力や研究費、単位や怖そうな見た…

若手研究者がレビューを書くと良いことまとめ

4コマには先生に無茶ぶりされた時の話を書きましたが、その後もっと落ち着いて、3ヶ月くらいかけてレビュー(総説)を一本書く機会がありました。 書いてみると良いことがたくさんあったので、よかったらついでに聞いてください(4000字)。 レビューを書…

大学の研究室に初めて入った日の話

「来月からお世話になります!よろしくお願いします!」と、彼は僕に頭を下げた。 4月から新しくうちの研究室に入ってくる、修士1年生の男の子。 「こちらこそ、よろしくお願いします」と言いながら、僕は彼のキラキラした目を見ていた。 きちんと整えられ…

論文を出すにはどうしたらいいのか

この4コマに、 「どうしても発表論文数を増やしたかったときの話」 とタイトルをつけてツイッターに投稿したら、 「まずどうして論文を増やしたいと思ったのかわからない」 とコメントをくれた人がいた。 おかげで思い出したことを書きます。 どうしてもす…